「通知表もらって来たよ~。」
おお、そうか終業式だったなあ。モカも来年から5年生なのね。
今回の通知表の見どころは、1年からずっと△だった項目が〇になった!
・・・と言っても〇の隣りに小さい△のおまけ付きなのだが。
なんだっけ。いわゆる空気読めるかとか協調性があるかどうかっていう内容の項目です。
では「今までのモカはどんだけ~?」
と思ってる皆さん、具体的にはこんだけである。
どうだ、参ったか。はっはっはっ。
っていうか、これ、誰かに似てる?
そうそう!どっかのコーヒー屋でペテン師みたいな口ひげはやしてる・・・
そんなモカでもモカなりに変化があった1年。それも劇的に。
大変お世話になった先生にお礼を連絡帳にしたためた私。
『生まれてから今まで進化を遂げてきたモカワールドは、つねに周囲を困惑させたり
驚かせたり楽しませたり。独自の世界を広げてきました。
が、今年ついに!モカワールドと一般社会をつなぐルートが開通したようです。
しかし、このルートはまだ工事区間が多いため、通行止や迂回路もあるようです。
が、またそんなドライブもお楽しみですね。 ・・・(続) 母 』
そして担任の先生からの返事がこちら。
『モカさんはこの1年で周囲とのバランスが取れるようになりました。
これは一見妥協を覚える事のように感じますが、まずは太い幹の中でみんなと大きくなり、
やがて自分の道に枝分かれしていけばいいのではないかと思います。』
で、このあとに続くコメントが、モカのお気に入り。
『モカさんはきっと、人とは違った方向に大きく枝をはりそうで、とても楽しみです。』
・・・心の大きな先生とのご縁に感謝!
何が一番スゴイって、この変化は100%モカの内側から出てきたモノだという事。
そもそも彼女に時間的及び、社会性うんぬんなどの概念を教えるという作業は、
火星人にテーブルマナーのレッスンをするほどの虚しさを感じる気がする。
そんな訳で私もむやみに目くじら立ててギャーギャー騒ぐ事もなく過ごして来た。
とはいえ、私が彼女に一つだけ繰り返し伝えたことがある。
「モカちゃんはねえ、いつも他のお友達とか先生に助けられなくちゃ
図工の用意とか、移動教室に遅れないようにとか、色んな事ができないでしょ。
でも、お母さんはそれでも、いいと思うのね。
今は、そういう事がちょっと苦手なんだろうねえ。
今はきっと一杯お世話になって一杯『ありがとう』を言う練習をする時なんだよ。
『ありがとう』はグルグルする言葉なんだよ。
今、モカちゃんが一杯『ありがとう』を言えば必ずモカちゃんが『ありがとう』を言ってもらえる順番が来るからね。
その時のために今、頑張れることだけは一生懸命頑張るんだよ。
出来ない事はちゃんとお願いして、ちゃんと『ありがとう』を言うんだよ。
でも、出来るのにやらないのはいけないねえ。」
そんな事タラタラしゃべって理解してくれてるんかなあ・・・
と思いきや、
「うん!出来るのにやらないのはズルなんだよね~。
カアチャンはズルがきらいなんだよね!」
・・・よくご存知で。
どっかの記事に
【子供の自立を助ける事が子育てである。】 と。
この言葉の解釈にはいろいろあると思う。が私なりに考えるに
自立 とはなんでも自分の力でできるようになる事ではなく、
自分の力で助けたり、助けられたり出来る、
つまりお互い様の関係を築ける力。・・・なんじゃないかなと。
そうなの、みんなそうやって生きてるんじゃないか。
と考えると、ほんと、スゴイと思うね。
アンパンマン!
あの圧倒的な弱さはある意味最強ですね。
時代も国境も宗教も全てを超えて通じるモノ。
これだけ大切なメッセージを実にシンプルなキャラとストーリーで訴えるヤナセ タカシ。
子供らに「アンパンマン超よわ~。」となじられようがなんだろうが、
私の中ではナンバーワンなのだ。
彼の存在をブータン国王が知ったら教科書に採用するね。
ダライラマが知ったら、おそらくヤナセ タカシにサイン求めるし。
そう考えたら、道具やメカに頼るドラえもんやヤッターマンっちゃあ、チャラいなあ。
うそうそ。ごめんなさい。
私ごときに言われたかないですね。
いやあ、しばらくぶりにブログ書いたら止まらなくなちゃったし。
誰か止めて~。
春うららかに卒業シーズン。
「去り~ゆく~アナタに~、贈るぅ言葉あぁ~」
を、金八先生に変わって、私からアナタへ・・・
贈るぅ言葉あぁ~