2013年02月19日

パイばな。

はいは~い。

では皆さん、大変長らく無駄にお待たせしました。

珈琲日和の冬はこれをなくしては語れません。

「ふじりんごのパイ」のお話しですがちょっと長くなるので
読むのめんどくさいけど頑張って読んでくださいねface02

パイばな。

パルミジャーノが効いた塩味のクラストが抜群です!



遡ること20年?くらい?
私がアメリカはオハイオ州で貧しい留学生活を満喫していた頃のお話しです。
とあるロングバケーションでなぜか2週間、ノープランでユタ州へ旅に出ました。

1週間ほどソルトレークシティーの友達を訪ねたりしたがネタが尽き、
あと1週間もどうしよう・・・
そうだ!高速バスに乗ってどこかへ行こう!
どこかって・・・どこだ・・・

地図ではなんちゃらキャニオン国立公園の近くまでバスが走ってるゾ。
よしよし、ではここに行ってみよう!ということで。

バスで南下すること6時間。
着いたところは砂漠のようなところにポツンと建ったガスステーション&バスストップ。

バスは無常にも私一人を置き去りにしてサッサと出発。
どうしていいか分からずしばらく放心状態のまま辺りを見回すが何もない。
と、そこへ飛んで火に入るポリスマ~ン!給油デスカ?

「あの、なんちゃらキャニオンはここからどれくらいデスカ?」
「そうだな、100km位だな。」
「・・・face08
なんてこった。でも地図には、地図には、ええい!何でもいいわい。
とりあえず、


「であれば、さしあたり今晩泊まれる所は近くにありマスカ?」
「う~ん。ああ、アルよ。」
「そこへはどうやって行けますか?」

ポリスマンしばらく考えてから、
「僕が送ってあげるよ。時々行くから。」
ワァオ!なんていい人!時々行くという意味が分からんがどうでもいいわ。

早速パトカーの後ろに乗せてもらったが。
うん、なかなか気分のいいもんじゃないがありがたい、ありがたい。


パイばな。

スパイスをからめたりんごをガッツリてんこ盛り!



そして着いたところは・・・
ホームシェルター?
はい、ここはホームレスなど衣食住に困った人たちが保護される施設。
怪しげなオジサンたちがウロウロしてます。

ポリスマンは管理人と親しげにしゃべって爽やかに退散。
ありがとー、ポリスマンicon11

そして、管理人とホームレスのオジサンたちといまいち盛り上がらないディナーを共にし、
閑散とした狭いベットルームに戻って気がついた。

「財布が・・・無い!face08
なんで?どこで?
でもとにかくクレジットカードとチェック(現金小切手?)をキャンセルしないと。
どうか、使われてませんように。

その、3時間後あのポリスマン再び登場。なんで?
「ヘイ!後部座席に忘れ物だよ。」

「ワァオ!これは!私の財布・・・はっはっface07ありがとう、ポリスマン。」

一件落着。っていうか、カードキャンセルしちゃったよ。所持金およそ2000円。
さあ、明日からどうすればいいんだ!
私はオハイオへ帰れるの?


ともかく管理人に相談しよう、そうしよう。
「俺はキャニオンまでは行かないが途中までなら明日ついでに乗せてやるよ。」
このおっさん、見た目より頼りになるかも。
現金はないがせっかくだし・・・
「はい!行けるところまででいいです。お願いします。」

明朝、おじさんの愛車で更に南下。
ひたすら山道。対向車もほとんどない。歩行者などいるはずもない道が続く。

突然オヤジは停車。
「姉ちゃん、ここで降りな。あっちの道がキャニオンだぜ。」
どうもありがとう。って、見渡す限りの林道ですが。
「距離はどれほどで?」
「ああ、50kmくらいだろ。」
・・・やはりこのオヤジは見た目通りだった。

私はとりあえず礼を言い、車を降りてしまったのだな。

いやはや、旅というものはハプニングの連続ですな。はははは。
このあとどうする?

続きは長くなるのでまた来週icon06

まで待てないよ~。というアナタ。
はい、お越しいただければ話しの続きは生トークで。

美味しいりんごパイでも食べながら。  ね、face02





Posted by 珈琲日和 at 17:45│Comments(1)
この記事へのコメント
酒井です。
昨日はありがとうございました。
連日コメントしてすみません(^^;

スコーン、今日のお昼に頂きました。とても美味しかったです!!にいなサンのお言葉通り、味も食感も全て大好きです!!

ご馳走さまでした(^^)
Posted by パル at 2013年02月20日 12:56
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